マンダルゴビからダルンザドガドへ Day1
ウランバートルから南に約280kmマンダルゴビという町にやって来た。さて、この先どうするか?西か東へ進んで北上しながらまわってウランバートルに戻る(帰りの飛行機がウランバートルの空港なので)ルートなら同じ道を通らなくて済むので良かったが、やっぱり、そのまま南へ進んでゴビ砂漠まで行くことにした。
南ゴビ県にあるダルンザドガドという町をとりあえず目指す。マンダルゴビからは南へ307km。途中にホテルがあるような大きな町はなく、180kmほど先に小さな村がある程度で何もない。
朝7時過ぎに出発。朝日を浴びながら走る。ひんやりとした空気が気持ち良い。昨日はホテルで休養したのでペダルを漕ぐ足も軽やかだ。
しばらく行くと小さな集落が見えて来た。
地図(Google Maps・maps.me)に乗っていない食堂を見つける。ラッキー!
定食を注文。米とパンがワンプレートで出ることが多いモンゴル。肉はもちろん羊。味はめちゃくちゃ美味かった!
モンゴルでよく走っているワゴン車。ロシア製らしい。とてもカワイイ。なんかオシャレ。
腹も満たされたのでグングン走る。ここまで来ると、緑の草はだいぶ少なくなり、乾いた大地が広がっている。気温も上がり暑くなって来た。
87km地点。また小さな集落が見えて来た。
食堂発見。
全然、お腹は空いていなかったが、食べられる時に食べておこうと思い、肉うどんを食べる。「食べられる時に食べる」がこの旅の教訓だ。
食堂の子がカワイイ。窓から顔出したり、隠れたりしている。
地元の人に得体の知れない物をもらった。食べ物らしい。かじってみたけど、めちゃくちゃ硬い。とてもじゃないけど、噛み砕けない。味は塩っぱいチーズ。保存食なのか?これは一体何なんだろうか?
食堂の裏にあったゲル。ここも実は食堂だった。
ゲルの中はとてもキレイで明るい。
舗装路工事中。
ダートを走るが、砂ぼこりがすごい。このあたりは大きなトラックが良く走っている。交通量はウランバートルからマンダルゴビ間よりもだいぶ少なくなったので、自転車で走るには良くなった。
気づいたらめちゃ砂漠。
動物の骨がいたるところに落ちている。あと、トイレットペーパー。人間が野糞をした後だと思われる。たまに野糞している人を見かける。
タチの悪い植物がタイヤに刺さる。これは何の植物何だろう?小さいヤツだとパンクはしないが、上の写真ぐらい大きいヤツが刺さるとパンクしてしまう。。。でも、シーラントのおかげでパンクは大丈夫だったけど、とても厄介な植物だ。
17時半。124km走ったところでテントを張る。日差しを遮る場所も目隠しになるような場所もない。どこにテントを張っても同じなので、テントを張る場所で迷う必要がない。
ウランバートルのスーパーで買った焼き鳥の缶詰を入れて米を炊く。味よりも量。一合半ぐらいの米を入れたので、腹一杯になった。
夕陽が暑い。パンツ一丁でくつろぐ。
夕陽が地平線に沈んでいく。贅沢な瞬間。
陽が落ちると満点の星空。写真ではわかりづらいがものすごい星だった。夜はグッと寒くなるが、それでもウランバートル近郊と比べると暖かい。快適に眠れた。
マンダルゴビからダルンザドガドへのDay1は124km走った。この区間は2ヶ所も食堂があって本当に良かった!やっぱり、ご飯を食べるとパワーが出て良く走れる。南へ進むに連れてどんどん砂漠っぽくなって来た。いよいよゴビ砂漠にやって来た感じ。
vol.6へ続く。