はぐれハラダーソン

自転車旅ブログ

【モンゴル】ウランバートル ⇄南ゴビ 自転車旅 vol.7

マンダルゴビからダルンザドガドへ Day3

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朝7時過ぎに宿を出発。今日は午後から少し雨が降る予報だったので、濡れては困る物を前のバッグの中に入れ、雨具のカバーをつけた。後ろのサドルバッグの上につけている寝袋は濡れては困るので、ビニールを二重にして雨対策しておく。乾燥している地域だし、激しい雨が降ることはないでしょ。多分。

目的地のダルンザドガドまでは、この小さな村から120kmほど。途中、補給場所も水場もない。頑張れば1日で行ける距離だけど、昨日みたいに向い風が強かったら、2日かけて行こうと思う。食料と水は昨日買ってあるので大丈夫だ。それでも80kmぐらいは進んでおきたい。

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村から幹線道路に出る道。街灯はソーラパネル式で、歩道があったり、なんか村の規模のわりにはすごく整備されていて、変な違和感がある。

上の写真ではわかりづらいが、前方にある幹線道路の奥は何もなく、まるで海のように見える。不思議な感じ。

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遠くに赤い丘陵が見える。この奥あたりにグランドキャニオンを小さくしたような観光名所があるみたい。普通の旅行者はジープを使ってこのあたりの観光名所や砂丘などを回るみたいだが、それぞれが100kmとか200kmとか離れているから自転車では気軽に回れない。

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1時間ぐらい走ると、ラクダに出会う。ここら辺はやっぱラクダが多い。ラクダを正面から見ると結構、可愛い顔をしている。ラクダの写真を撮った後、昨日と同じように向かい風が吹いて来た。まだ1時間しか走っていないのに。。。

風はどんどん強くなり、台風並みの強風が吹いて来る。ペダルを漕いでも漕いでも全然進まない。最悪。

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自転車を押しながらトボトボ進む。この辺まで来ると車も少ない。

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車もトラックも全然通らなくなって、何だか寂しい。雨も少し降って来る。向かい風が強すぎて心が折れそうだ。

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お昼。唯一、風除けができる道路の下にあるドカンの中で自炊する。たまに動物のフンがあるので注意。

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ブドウみたいなフンが転がっていた。なんの動物のフンだろう?

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向い風の中、無心で進む。何とか60km進んだ。あまりにも風が強すぎて引き返そうと思ったけど、半分まで来たから頑張って進む。

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出発地点から90km進んだところで日も暮れて来たのでテント。風が強くテントを張るのが大変だったが、テントを張り終えると風が弱まる。

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 夕陽を眺めながら、夕食の準備。自転車キャンプ旅は意外とやることが多い。

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疲れて20時前に寝ってしまった。

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マンダルゴビからダルンザドガドへのDay3は、昨日に引き続き強風の向い風で、思うように進めなかった。途中、吹き飛ばされそうなぐらい強い風が吹いて怖かった。モンゴルに来て自然の素晴らしい部分と怖い部分を感じた。

明日は30kmほどでダルンザドガドの町に着くので、強風が吹いても大丈夫だろう。

 

vol.8へ続く。