ボルガンへ
ウランバートルを出発してテントで3泊した。最初の目的地であるボルガン(町)までは後20kmほど。ボルガンに着いたらホテルに泊まり疲れた体を休ませる予定だ。
ボルガンに早く着いてもホテルにチェックインできないので、朝はゆっくり出発する。
疲労が溜まってきていて足が重たい。相変わらず右目が腫れていてシャッキとしない。いきなりの登り坂をうんざりしながら登った。
坂を登り終えると多分〈ボルガン〉と書かれたオブジェが建っていた。そこを越えるとボルガンの町が見えてきた。ボルガンの町までは下り坂。
10時前にボルガンに到着してしまった。まだホテルにチャックインするには早いので、街中をのんびり走る。
歩道の傍に生えていた雑草に手が触れると、ものすごい痺れを伴った痛みが走った。まるでクラゲに刺されてみたいに痛い!なんだ、これは!?
上の写真の植物に触れると、クラゲに刺されたみたいに激痛が走った。しばらくすると、手が腫れてきた。手が日焼けしているのもあるが、それでもかなりの痛みだった。この植物は一体何なんだろう?かなり危険だ。
ボルガンホテルにチェックイン
ボルガンはメイン道路沿いにスーパーなどのお店が少しあるが、他は何もないとても小さな町だ。街中をのんびりサイクリングしていると、昨日のテント場であった遊牧民のおじさんに偶然出会った。おじさんは車で散髪屋に髪を切りに来ていた。
行くところもないので、早めの昼ご飯を食べる事にした。ちょっと高そうだが、美味しそうなレストランがあったので入ってみる事にした。
モンゴル料理の定番、ツォイワン(肉焼きうどん)を注文した。
味付けがしっかりしていて、他の店のツォイワンより美味しかった。
その後、ボルガンホテルにチェックインした。
古いホテルだが、落ち着いた雰囲気が良かった。自転車もホテル内の倉庫みたいな部屋に置かせてくれた。ありがたい。
部屋代は割と高かった。15番の部屋(100.000tg)に泊まった。一泊4000円ぐらい。ダブルベッドにバストイレ付きの部屋。
部屋に入り、さっそく3日ぶりのシャワーを浴びた。全身、汗と汚れまみれだ。体をよく洗って、洗面器で服を洗濯した。服からびっくりするぐらい真っ黒な泥水が出てきた。。。
一通り洗い終えると、ドッと疲れが出てベッドで休んでいたら、いつの間にか眠ってしまった。
第1ステージ終了
ウランバートルからボルガンまでの第1ステージが無事に終了した。足慣らしのつもりだったが、200kmの未舗装路と暑さ、さらに水不足で想像以上にキツいステージだった。でも、無事に走れたことは良かった。
出発当初は荷物のパッキングがしっくり来てなかったが、だいぶ良い感じにパッキングできるようになった。
自転車のチェックもする。未舗装路でフロントラックのネジがぶっ飛んだが、その後は大丈夫だった。
だが、フロントラックに載せている荷物が重いのか、天板を支えるステーが曲がっていた。ステーが曲がったことで天板は割と水平になった。見栄えは、そんなに悪くないので、このままで良いかと。
その他では、寝袋(10年以上前に買ったモンベルのダウンハンガー#3)は綿がめちゃくちゃ抜けるようになっていた。朝、起きるとテント内が綿だらけになってしまう。それになんか薄くなったような気がする。
ボルガンでゆっくり休息を取り、次はムルンというモンゴル第3の都市を目指す。
vol.6へ続く。