はぐれハラダーソン

自転車旅ブログ

【モンゴル】ウランバートル→フブスグル湖 自転車旅 vol.8

第2ステージ【ボルガン→ムルン】3日目

朝4時ごろ、目が覚めたので軽く体を起こすと、強烈な目眩に襲われ、テント内で倒れてしまった。疲れが溜まってくると、寝起きに目眩に襲われることがたまにあったが、こんな真っ暗闇のテントの中で起こると、めちゃくちゃ焦った。

呼吸を整えて、ライトをつけると、テントの入り口付近が雨で浸水していて、水たまりができていた。

10年以上前に購入したアライテントのトレックライズは、フライシートの縫い目の防水シールがボロボロになっているので、長時間の雨にはもう耐えられない。。。

急いで荷物をどかした。まだ外は真っ暗で雨が降り続いていた。これ以上、浸水しないことを願った。頭が痛むので、頭痛薬を飲んだ。

雨の中のスタート

雨は昼前には止む予報だったので、日の出と共に出発しようと思った。

朝6時、外はまだ薄暗い。テントの中で上下レインウェアを着て外に出た。上はモンベルのU.L.サイクルレインジャケットで、下はワークマンのイナレム。値段の差があるが、やっぱりモンベルの方が通気性がよくて快適。今回の旅用にレインウェアを購入したが、モンベルのU.L.サイクルレインジャケットは買って良かった。

 

今日は90km走れば、第2ステージの最終目的地のムルンに到着する。最後の20km以外はほぼ登りだ。

雨足は強く、かなり寒い。途中、車で通りがかった人がモンゴル語で「雨が降っているが、自転車で大丈夫か?(多分)」と声をかけてくれた。とてもありがたいが頑張って走り続けた。次第に手が悴んで来て、感覚がなくなった。

雨の中を30kmほど走ってTesengel村(ボルガンから279km)に着いた。

メイン道路沿いには立派なホテル数軒あった。365ホテル(レストランも併用)の中の東屋に自転車を停めて、休憩。レストランのオープンが10時からで、今はまだ9時、しばらくここで待つ事にした。

東屋で雨宿りしていると、店員らしきおじさんがレストランの中に入れと言ってくれた。

店内に入ると、おじさん(一番右)はホテルの従業員ではなく、宿泊客だった。家族でこのホテルに宿泊していたみたい。10時前だったが、料理の注文ができた。

ゴリルタイシュル(肉うどん)を食べた。冷えた体が温まった。

雨の次は強風

外に出ると雨は止んでいた。「やった!」と思い、走り出すが猛烈な向かい風が吹いていた。さらに、登り坂で漕いで漕いでも全然進まない。

 

なんとか、ボルガンから300km地点までやって来た。残り42kmでムルン。

雨のせいで、チェーンオイルがきれてしまい、ペダルを漕ぐごとに異音がする。ペダルもものすごく重く感じる。これはまずいと思い、チェーンオイルを出すと、蒸発して空になっていた。チェーンオイルは100均の小さいボトルにフィニッシュラインのドライ(赤いやつ)を入れて持って来たが、密閉されていなかったのか?暑過ぎたせいなのか?わからないが、ボトルの中は空になってしまっていた。最悪。

 

とりあえず、昼休憩。

毎度のインスタントラーメンを作った。

HOT POTの四川火鍋味はめちゃくちゃ美味い。

食事の間にテントを乾かしておいた。

 

食後、風が一段と強くなり、降り坂でも思いきっり漕がないと進まないレベルになった。急な登りは、諦めて自転車降りて押して進んだ。

1kmがとても長く感じる。

長い登り坂を登り切ると降り坂があり、眼下に湖が見えた。とても綺麗だった。

湖を過ぎると、最後の登り坂だ。体力的にキツくて、ほとんど押して登った。対向車線を走る車(家族連れ)が引き返して来て、水とキャンディの差し入れをくれた。

差し入れはとても嬉しかったが、話しかけられた時、ちょうど小便をしている最中だったので、なんだかバツが悪かった。でも、モンゴル人の優しさには感謝。

ムルン到着

ムルンのゲートから町までが遠い。まだ10kmほどある。

降り坂なのに、向かい風が強過ぎて全然進まない。遠くににムルンの町が見えるのに中々、辿り着かない。

ムルンの町中に到着。車の交通量が多い。

ムルンの中心部の近くにあったBISHRELT HOTELに泊まる事にした。

フロントの若い男の子(大学生風)が見た目に反してとても親切で、スマホGoogle翻訳を使って、日本語で説明してくれた。

その男の子のおかげで、自転車をホテルの地下室に置かせてもらえた。

モンゴルの若い子、特に都市部でバイトしている子たちはとても親切。逆におばさんやおじさんはモンゴル語以外は受け付けてくれないので、大変な時がある。

 

ホテルでシャワーを浴びてから、夜ご飯を食べにムルンのノミンデパートへ行った。なんとCan Doがあってビックリした。

中はコストコみたい。行ったことないけど。

2Fにあるフードコートで食事。

羊肉と卵の炒め物を注文。自分の中のモンゴル料理の最高峰の料理(名前はわからない)。ここのは、じゃがいもが入っていて、とても美味しかった。量も多いし、味も良い!ここまでのNo.1だ。

 

第2ステージまとめ

ボルガンからムルンまでは、342km全て舗装路。食事できるところを多々あり、困ることはなかった。泊まれそうなホテルも数件あった。

夜中、雨でテントの中が浸水したのが辛かった。雨よりも強い向かい風の方が走っていて大変だった。あとはチェーンオイルがきれたのが痛かった。

 

ボルガンから

・46km サービスエリア 食堂 馬乳酒

・50kmぐらい 軽食屋(ボーズを食べた)

・88km Unit(村) 食堂、ミニマーケット

・124km Namnamg 車の料金所 レストラン

・134km 村 食堂・売店・ガソリンスタンド

・155km 小さな食堂

・160km ホテル(mini Hotel)小さなゲルが一つだけ。

・162km 売店(食堂もあったがやってなかった)

・202km 売店・レストラン&ホテル(Hotel 24)

・233km レストエリア 売店食堂が数件(lkh-Uulという村)

・279km Tesengel(村) ホテル & レストラン

・342km ムルン

 

以上。

vol.9へ続く。