はぐれハラダーソン

自転車旅ブログ

【モンゴル】ウランバートル→フブスグル湖 自転車旅 vol.7

第2ステージ【ボルガン→ムルン】2日目

昨日みたいなハンガーノックにならないように、朝はコーヒーと昨日買っておいた肉の入ったパンを2つ食べた。

昨日は126km走ってテント泊をした。2日目の今日も昨日と同じく舗装路をひたすら進む予定。昨日と同じぐらい走れれば、2泊3日でムルンに到着できる。

今朝は霧がすごくて、先があまり見えない。

交通量はだいぶ少くなったが、それでも猛スピードで車が走って来るので、油断はできない。リアライトを点滅させながら走った。

気温がだいぶ下がって寒くなった。走っていれば体が温まってきて、サイクリングにはちょうど良い感じ。快調に進む。

走り出して8kmほど(ボルガンから134km)で村が見えて来た。ここにはレストランや売店、ガソリンスタンドなどがあったが、朝早過ぎてどこもやっていなかったので、スルー。

 

20kmほど走り、少し腹が減って来たなあと思ったら、良いタイミングで小さな食堂があったので立ち寄る。(ボルガンから155km)

感じの良いおばさんとおじさんがやっているお店。

おばさんが小屋の外の調理場で肉うどん(ゴリルタイシュル)を作っている。

天井に吊るされた肉を切って料理していた。

羊肉が入ったうどん(ゴリルタイシュル)。肉がとてもジューシーでめちゃくちゃ美味しかった。

おじさんがパンをくれた。ありがたい。

お腹いっぱいになった。良いタイミングで良い補給ができて満足。

腹ごしらえして再出発

お昼ぐらいになると晴れてきて、また暑くなった。50kmほど登りだったが、その後は降り。

延々と続く長い降り坂で、どんどんスピードが出る。そこに猛スピードで走って来る車が、追い抜いて行くのが怖い。体に変な力が入っていたのか、左肩がものすごく痛くなった。

 

ボルガンから200km(今日の74km)。

坂を降り切ったところに、売店やレストラン&ホテルが数軒あった。(ボルガンから202km)

Hotel 24というホテルの食堂に入る。

食堂の横に宿泊できそうな部屋があった。ここに泊まっても良いかなと思ったが、もう少し進んでおかないと2泊3日でムルンに辿り着けなくなるので、食事だけにする。

肉炒めには、モンゴルでは珍しくネギが入っていて美味しかった。

食い過ぎて胃もたれ

食後、15kmの登り。結構な急坂があってキツかった。

登り切ったところで休憩。先ほど食べた肉炒めのせいか、胃がもたれて気持ちが悪い。モンゴルで初めて、胃薬(太田胃酸)を飲んだ。

その後、15kmほど降る。登っては降る、その繰り返し。

テイクアウト

107kmほど走り、lkh-Uulという村に着いた。売店や食堂が並ぶレストエリアがあった。先ほど胃薬を飲んだばかりだし、全然お腹は空いていなかったが、もしかしたら、ここがムルンまでの最後の食堂かもしれない。そう思うと何か食べて行った方が良いかなと思う。

とりあえず、非常食用のパンを買い、ベンチで休みながら、何か食べて行くか、それとも何も食べずにこのまま出発するか考える。

ふっと、テイクアウトすれば良いんだ!と思いつく。

食堂の人に「食事をテイクアウトできますか?」と聞くとOKだった。

料理をプラスティックの容器に入れてもらい、こぼれないようにビニールを二重につけてもらった。後でテントの中で食べるのが楽しみだ。

雨が降り出す

食堂を出て、時刻は17時。あと2時間ぐらい走って距離を稼ごうと思った。ここからはまた登りだったが、追い風が吹いて来たので、快調に進むことができた。

18時ごろ雷が鳴り出し、雨が降ってきた。追い風だったので、まだまだ走りたかったが、雨が強くなってきたので、走るのは諦めて木の下にテントを張った。

今日も昨日と同じく126km走った。ボルガンから252km。ムルンまでは残り90kmほどだ。明日にはムルンに到着できる距離だ。

テントを張ってすぐに、牛の御一行様が鼻息荒く現れて少し怖かった。

雨がどんどん強くなってきた。テントの中で、先ほどテイクアウトしたご飯を食べて寝た。

 

【memo】

ボルガンから

・134km 村 食堂・売店・ガソリンスタンド

・155km 小さな食堂

・160km ホテル(mini Hotel)小さなゲルが一つだけ。

・162km 売店(食堂もあったがやってなかった)

・202km 売店・レストラン&ホテル(Hotel 24)

・233km レストエリア 売店食堂が数件(lkh-Uulという村)

 

vol.8へ続く。