はぐれハラダーソン

自転車旅ブログ

【モンゴル】ウランバートル→フブスグル湖 自転車旅 vol.2

フブスグル湖を目指して出発

朝6時に起きて出発しようとしたら、宿のスタッフが「朝ごはんを食べて行きな」と言ってくれる。朝早いのに朝ごはんを用意してくれていた。ありがたい。朝ごはんを食べて、宿のスタッフに見送られて出発する。

ウランバートルの渋滞に巻き込まれないように朝早く出発したかったが、結局、出発したのは7時過ぎになってしまった。

まずはボルガンまで足慣らし

まずは第1ステージとして、ウランバートルから真っ直ぐ西に進み、そこから未舗装路に入り、ボルガンという町を目指す。距離は341km。

まず100kmほど舗装路を進んだ後、200km以上の未舗装路(下の地図の赤い線)がある。ボルガンまではホテルなどの宿泊施設はないのでテント泊をする。

モンゴルに来る前は仕事が忙しくて、全く長距離を走っていなかったので、体力的にとても不安。ボルガンまでは無理をせずに、足慣らしのつもりで走ろうと思う。今日は舗装路を100kmを走って、未舗装路になるところまで行ければ良いかなと思う。

ちなみにバスや車は上の地図の灰色のルート(ウランバートルから一度北に上がって西に向かう)を通る。こちらは距離的には100kmほど遠くなるが、ダルハンあたりまで高速道路になっているので、バスや車はこちらを通った方が早い。

ウランバートルの渋滞を抜けて

はやり、出発する時間が遅かったので、道路は大渋滞。特にウランバートルの西にあるドラゴンバスターミナール付近は車と人で大混雑していた。

まだパッキングがしっくりきていない。靴の位置を変えたりする。しばらくは歩道を走ったりしながら進み、ウランバートルの中心部をなんとか抜ける。

ウランバートルの大混雑を抜けて一休み。

ガソリンスタンドに併設されていたコンビニでおにぎりとソーセージを買う。おにぎりは米がパサパサすぎて、まるで砂のように崩れ落ちた。

ウランバートルから35kmほどで、モンゴルらしい草原が広がっている。

ウランバートルから離れても車の交通量はまだ結構ある。車道は狭いし、車は猛スピードで走って来るのでかなり怖い。まるで高速道路を自転車で走っている感じ。

舗装された部分を走るのは諦めて、未舗装の路肩をひたすら進む。

お昼過ぎ、お腹が空いて来たので、昨日スーパーで買った菓子パンを食べた。これがめちゃくちゃ美味しかった。前回モンゴルに来た時は菓子パンが硬くてマズかったんだけど、今回買ったパンは柔らかくて美味しかった。

パンを食べた後、すぐに食堂に出くわした。今食べたばかりなので、食堂はスルーした。実はさっきも、コンビニでおにぎりを買った後、すぐに食堂に出くわした。今日はタイミングが全然あわなくて、悲しい。

あと、パッキングがうまくいかなくて何度も荷物の細かい配置換えをしている。そして、天気が悪くなり、雨が降って来た。

雨は降ったり止んだりを繰り返していたが、強い雨にはならないので助かった。さらに、追い風が吹き出してドンドン進んだ。

めちゃくちゃ広い菜の花畑が広がっていた。前回は南のゴビ砂漠の方へ行ったので、こういう農地を見ることがなかった。

75kmほど走ったところに食堂があったので休憩することにした。できれば、食堂で何か食べたいが、残念ながら食堂はやっていなかった。

諦めて自転車に乗ろうとした時に、子供を抱っこした若いお父さんが奥から出てきて「カップラーメンならあるよ」と声をかけてくれた。食堂の隣に併設されている売店カップラーメンを食べることにした。

若いお父さんはとても優しい人で、次か次へと食べ物をくれた。コーヒーにパンに卵、そして、自分が苦手なアーロール(硬いチーズみたいな健康食品で、モンゴルでよくもらう)さらに、帰り際にもパンを持たせてくれた。感謝。

自分が日本人だからか、さりげなくAK-69がモンゴル人ラッパーとコラボした曲をかけてくれた。なんて曲かわからなかったけど、若いお父さんはその曲が好きだと言っていた。

ウランバートルから100km

100km地点までやって来た。ここまで車が多すぎて、結局ずっと路肩を走って来た。

105km地点。売店や食堂が連なっているサービスエリアがあった。この先は未舗装路になり売店や食堂などがほとんどなくなるので、ここで明日の食料などの補給しておくことにした。

さっき、カップラーメン食べたばかりだが、食堂で少し早いが夜ご飯を食べることにした。食べれる時に食べないと後悔するので!

料理ができるまで、食堂の子供がスマホで曲をかけて踊ってくれた。とても可愛いかった。

お姉さんが料理を持って来てくれた。

シャルサン・マハ(肉炒め)に卵がのっているヤツ。この料理の名前はわからなかったが、これが自分の中では、モンゴル料理の最高峰。

肉はもちろん羊で、ボリューム満点。あまりお腹は空いていなかったが、とても美味しかったので、ペロリと食べてしまった。お腹いっぱい。

いよいよ未舗装路へ

食事終え、時刻は18時過ぎ。もう少し走ってテントを張れる場所を探すことにした。

先ほどのサービスエリアから未舗装路に入って行く。車がいなくなり嬉しい。少し先に村が見える。村を目指して進む。

村に着いたあたりで雷が鳴り、雨が本降りになった。もう少し人里から離れた目立たない場所にテントを張りたかったが、雨が強くなって来たので、村の電波塔の丘の裏に急いでテントを張った。

一旦、雨は落ち着いた。テントの目の前に牛の頭が落ちていた。

しばらくすると、また雨が降り出した。

先ほど腹いっぱい食事をしたので、今日は自炊はしないでこのままテントの中で眠ることにした。電波塔のおかげでテントの中でもスマホの電波が良くて、インスタに写真をアップしたりして過ごした。

明日に備えて早く寝ようとしたが、何かの動物の鳴き声と降り続く雨の音で、なんだか不安な気持ちになってしまい、なかなか眠りにつくことができなかった。

そして、どんどん寒くなり、寝袋にくるまった。

 

vol.3に続く。