はぐれハラダーソン

自転車旅ブログ

【モンゴル】ウランバートル→フブスグル湖 自転車旅 vol.6

第2ステージ【ボルガン→ムルン】

第2ステージはボルガンからムルンまでの約340km。全て舗装路なので2泊3日で行こうと思う。ムルンはモンゴル第三の都市で、そこから北に100kmほど行けば、最終目的地のフブスグル湖のほとりにある町、ハトガルにたどり着く。

朝6時に起床。ホテルの倉庫から自転車を取り出し、裏口で出発の準備をしていると、ホテルのオーナーがやって来た。

オーナーはMTBを持っていて、見送りがてらボルガンの町外れまで一緒に走ると言ってくれる。

 

町の外れまではホテルのオーナーと一緒に3kmほどの登り坂を走った。

オーナーは息を切らせながら、頑張って一緒に走ってくれた。感謝。

オーナーに見送られ、ボルガンの町を後にした。いつものように緩やかな登りが続く。46km先の峠の頂上にサービスエリアがある。そこで何か食べようと思い、朝はクッキー3枚しか食べていない。

ボルガンから30km地点。今日は曇り空で涼しいのと、充分に休んだのもあって快調に進む。

だが、40kmほど走ったところで急に体が動かなくなった。全然、足に力が入らない。あと少しでサービスエリアがあるので、そこまで頑張る。

サービスエリアで馬乳酒を飲む

何とか、サービスエリアまでやって来た。食堂が数件あり、その反対側には馬乳酒を売っている古屋がたくさん並んでいる。

ハンガーノック気味だったので、まずは食堂でご飯を食べることにした。

食堂に入ると、

昨日ボルガンのレストラン(緑色のレストラン)で、店員にちょっかいかけたり、自分の腕をずっと触っていたおじさんが、ここにもいてびっくりした!思わず日本語で「何でいるの!」と言ってしまった。再会にテンション上がってしまって写真を撮った。良い笑顔。

馬乳酒を買って来た人たちが前の席に座ったので、「これは美味しいですか?」とか質問していたら、飲ませてくれた。まだ飲んだことがなかったので、一度飲んでみたいと思っていたのだ。感謝。

味は薄いマッコリのような、自分が苦手なアーロール(硬くて酸っぱいチーズのような食べ物)の味もうっすらする。ほんの少しアルコールが入っていて、クセになりそうな味だった。美味しかったら、買っていこうかなと思ったが、まあ、今回は買わなくていいかな。

舗装路に飽きたらダートへ

サービスエリアからは降りになった。舗装路に飽きたので気分転換にしばらくダートを走る。車を気にせずに走れるので楽しい。

先ほどのサービスエリアの食堂では、食べ足りなかったので、数キロ先にあった小さな食堂でボーズ(蒸し餃子)を食べる。白い飲み物はしょっぱいミルクティー日本食で言うと、味噌汁みたいな感じ。

前の席のおじさんがずっと話しかけてきたが、モンゴル語がわからないので何を言っているか全然わからなかった。

 

ヤクがいた!モンゴルでヤクを見たのは初めてだ。フブスグル湖にいるヤクを見るのを楽しみにしていたが、もう見れた。

Unit村

ボルガンを出て88km。自分が乗っている自転車と同じ名前のUnitという小さな村に着いた。

村の売店で水とジュースを補充し、食堂でホーショルを食べた。

ホーショルは、包みの中に羊のミンチ肉が入った大きな揚げ餃子。一口食べて、包みの中にケチャップをたっぷり入れて食べると、とても美味しい。自分で考え出した技だが、現地の人も同じ食べ方をしている人がいて「やっぱりそうやって食べるよね!」って心の中でつぶやいた。

数字は世界共通

Unitの村を出て、しばらくするとサドルバッグを支えるステーのネジが緩んでいたので締め直していると、バイクに乗った遊牧民のおじさんがやって来て話しかけられた。

モンゴル語なので、話の内容はわからないが、地面に書いた数字は理解できた。数字ってすごいな。

100km地点。

この辺りはキャンプ場がたくさんあった。車で来てキャンプしている人たちがたくさんいた。

今は夏休みなので、子供を連れて家族でキャンプしている人が多かった。モンゴルでもキャンプは結構流行っている感じがした。

第2ステージ 1日目の終わり

124km地点。車の料金所がを越えるとレストランが一軒あった。ちなみに自転車は料金所はスルーできる。

時刻は19時を過ぎていたので、夜ご飯を食べて、この近くでテントを張る事にした。

ガッツリとした肉炒めを食べたかったが、ミートボールしかなかった。

ご飯を食べ終え、レストランの中にあったパンの売店で、明日の朝食用に肉が入ったパンを買った。今朝のようにハンガーノックにならないように、朝食はちゃんと食べるようにしようと思った。

レストランから2kmだけ走り、126km地点でテントを張る事にした。メイン道路から少しだけ離れた場所。気がつくと周囲に木がたくさん生えている。数日前は木がなくて日陰で休むことができなかったのに、だいぶ変わった。

ご飯は済ませて来たので、歯を磨いて後は寝るだけだ。今日の区間は食堂や売店がいい感じにあったので、自炊は全くしなかった。

[memo】

ボルガンから

・46km サービスエリア 食堂 馬乳酒

・50kmぐらい 軽食屋(ボーズを食べた)

・88km Unit(村) 食堂、ミニマーケット

・124km Namnamg 車の料金所 レストラン

 

vol.7へ続く。