Day2 越後湯沢の近くの“三俣”からスタート
新潟県の長岡から東京まで自転車で帰る。2日目もまだ新潟県にいる。
朝7時にロッジで朝食を食べて、8時前に出発。東京まであと200kmぐらいある。ロッジのオーナーに「東京まで行けるの?」と聞かれた。「多分、1日じゃ無理」と答えて出発。
今まで、1日で一番長く走ったのは、千葉県の銚子に行った時の170kmが最長だ。しかも、その時は平坦な道しか走っていない。今日はこれから最大の難所、三国峠を越える。三俣からは、まだまだ登りが続くとロッジのオーナーが言っていた。
三俣を出発してから、ずっと登り続けている。まだ走り始めたばかりだけど、昨日と打って変わって足が動く!!昨日、温泉に入って早く寝たのが良かったのか、体調がすこぶる良い。
東京まで190km。。。まだまだや。
黙々と登り続け、苗場プリンスホテルの前までやって来た。人気がないし、雪も全然ないけど、来週(11月中旬)から冬のシーズンが始まるそうだ。そうすると、この辺も賑わうのかな?今年はコロナの影響もあるからどうなんだろう?そういえば、今冬は雪がたくさん降るって新潟の人達がよく言っていた。
三国峠、登り切った!あとは下るだけ。三国トンネルを抜けると、やっと群馬県!
急に空気が変わった。ひんやりしているトンネルから出たからもあるけど、明らかにカラッとした空気に変わった。しかも、日が出ていて暖かい。関東に戻って来たことを実感した。
紅葉がキレイ!
ずっと下り続けて、赤谷湖に到着。
利根川沿いを下っていく。モツ煮が有名な「永井食堂」がこの先にある。ちょうどお昼時だし、食べていこうと思ったら、ものすごい行列ができていたので諦めて先に進む。こんな山の中なのにすごいなあ。
ひたすらに下る。交通量もかなり増えて来た。
利根川のサイクリングロードに入る。サイクリングロードがとても整備されていて走りやすいが、羽虫が多くて大変。サングラスを持ってこれば良かった。
ひたすら利根川のサイクリングロードを走る。今朝、ロッジを出てからすでに100kmを超えたが、まだまだ走れそう。このままの調子で東京まで行こうと、この時は思っていた。
埼玉県の熊谷駅あたりを目指して、利根川から荒川のサイクリングロードへ向かう。
なんとか、日が沈む前に荒川のサイクリングロードまで来れた。荒川のサイクリングロードは一度来たことがある。熊谷までは来たことがないけど、ホンダのエアポートぐらいまでは行ったことがあるので、その辺りまで行けば、日が暮れても何とかなるだろう、と思っていた。
考えが甘かった。。。
日が落ちると、本当に真っ暗闇になった。しかも、かなり寒い。河川敷内の畑なのか、藪なのか、よくわからないところに迷い込んだり、川が二股に別れていて、行き止まりになったり、悪戦苦闘した。
結局、どこをどう走ったのか?よくわからないが、30km以上走ってまた熊谷に戻って来てしまった。。。ガーン。心が折れた。
とりあえず、ラーメンでも食べて落ち着くことにした。
熊谷でラーメンを食べ終えて20時。すでに朝出発してから190kmほど走っていた。この時点で最長記録は更新していた。
近くの漫画喫茶に泊まって、明日の朝、帰っても良いが、家まであと60kmほど。お腹が満たされたら、またやる気が少し出て来た。行けるところまで行こうと思い、再出発。
今度は街灯のある国道17号をひたすら走る。2時間走り続けたけど、全然疲れない。多分、アドレナリンが出ていて、ランナーズハイみたいになっていたんだと思う。まだまだ全然走れる気分。これなら、東京まで帰れそう。
大宮あたりまで来ると、自転車レーンがあってとても走りやすかった。さらに戸田あたりまで来ると、もう見慣れた場所だ。
0時前に家に到着。
家に着いても、まだアドレナリンが出まくっていて、まだまだ走れそうだった。
今日は1日で252km走った。自己最長記録を達成した。翌日、ものすごい筋肉痛に襲われた。特に太ももがやばかった。3日ぐらい本当に動けなかった。。。
以上。