はぐれハラダーソン

自転車旅ブログ

【モンゴル】ウランバートル ⇄南ゴビ 自転車旅 vol.1

初めてのモンゴルへ

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今年の3月にネパールに行ったが、もう1ヵ国自転車で走ってみたい国があった。それがモンゴル。何もない広大な草原を自転車で走ったら気持ち良さそうだと思ったからだ。偶然も重なり9月の仕事のスケジュールが3週間も空いた。モンゴルの夏は短いが、9月ならギリギリ大丈夫だろう。このチャンスを逃すと来年の夏までいけない。そう思い、すぐにモンゴル行きの航空券を買った。

モンゴルに行くのは初めてだ。具体的にモンゴルのどこを自転車で走ろうか?ネットで調べてもモンゴルの情報はあまり出てこない。「地球の歩き方」を買って読んでもイマイチ。これだというルートが決められないままモンゴルへ行くことになった。

 ウランバートル (UB)に到着

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9月10日22時。大韓航空でソウル経由でモンゴルの首都ウランバートルの空港に到着した。今回、航空会社をどこにするか?で結構迷った。当初、直行便のあるMIATモンゴル航空にしようと思っていたが、自転車が有料になってしまう。電話で問い合わせたら、片道で1万円ぐらいかかるそうだ。往復で考えると結構な金額。中華航空でも良かったが、安さで大韓航空にした。

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大韓航空の預け荷物の制限が23kg。それよりも数kgオーバーしていたが、おまけで無料で全て運んでくれた。良かった。大韓航空のHPを見ると、自転車はハードケースに入れろと書いてあるが普通の輪行袋で大丈夫だった。ただし、成田空港からモンゴルに行く時の話で、帰りは追加料金が取られると思うと大韓航空のスタッフに言われた。 

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翌日はウランバートルの町を散歩した。とにかく車が多いし、運転が荒い。車道は常に大渋滞でクラクッションが鳴り響いている。車道を自転車で走るのは厳しそう。

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 スフバートル広場。

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レストランでモンゴルっぽい料理を注文した。出てきたのが骨つきの肉(多分、羊肉)と桶に入ったジャガイモや人参などの野菜。一人で食べる料理じゃなさそうだった。肉の脂身がすごいし、桶の中にジャガイモがぎっしり入っていて、全部は食べきれなかった。

モンゴルでSIMカードを購入

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ウランバートルの中心地にあるノミンデパートの5FにあるMobiComに行って、プリペード式のSIMカードを買った。海外でSIMカードを買うのは初めて。ちゃんと使えるか不安。

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プリペード式のSIMカードは数種類あったが、15日間で12GB使えるやつを購入。800円ぐらい。滞在日数は3週間あるので2枚買った。スマホdocomoのiphone7を使っている。出発前にSIMロックの解除をしておいたのでMobiComのSIMカードに差し替えたら、すぐにネットが使えた。これはとても便利!

さあ出発!

走るルートだが、ウランバートル から西に行くか?南に行くか?で迷った。西は川などがあり水の補給に困らなそうだが、これからの時期どんどん寒くなっていきそうで、南にはゴビ砂漠があり乾燥した地域なので、水の補給が難しそうだが、気温はウランバートルよりも暖かい。装備的にあまりにも寒くなると厳しくなるので南へ行く事にした。ゴビ砂漠ラクダも見てみたいし。

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日の出(6:24)の時間に合わせてウランバートルの宿を出発。渋滞する前にウランバートルを抜ける作戦。朝はかなり寒い。

まずは、ウランバートルから南へ約280kmにあるマンダルゴビという町を目指す。途中、宿泊できるような町はなくテントに泊まりながら2泊3日のキャンプツーリングをする予定。

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自転車はKONAのUNIT X 特にカスタムはしていない。ペダルだけHopeのF20に変えたぐらい。ネパールに行った時よりもテントなどが増えたので、ADEPTのフロントラックをつけてみた。

天板がNorth Faceのボストンバッグにピッタリだが、付属のステーだと短かすぎてつかなかった。Nittoのステー(40cm)を買い足してギリギリついた。

あとはオーダーでFairweatherのフレームバッグを新調した。見た目よりも容量があって便利。サドルバッグはSWIFT INDUSTRIESのzeitgeist saddle bagのSサイズ。普段ならこれで充分な容量(8.5リットル)だが、キャンプツーリングにはもう少し大きいサドルバッグが欲しい。荷物が入り切らずにサドルバッグの上に寝袋を乗せたり、色々と拡張しまくりになってしまった。。。もう少しシンプルにバイクパックしたい。

 

vol.2へ続く。

【沖縄】座間味島ミニベロキャンプ vol.2

座間味島サイクリング&シュノーケル

今日も天気が良いが、昨晩は10月下旬とはいえ、かなり冷え込んだ。地元の人曰く、例年よりもかなり寒むかったらしい。

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前回来た時は暑くて眠れなかったので、寝袋も防寒着も持ってこなかった。。。仕方ないので、キャンプ場のレンタル寝袋を借りることにした。これで夜寒くなっても大丈夫。

ニノー浜

今日は自転車で座間味島を探索する。まずは島の西側にあるにのニノー浜に行ってみる。座間味の集落を抜け、阿佐集落へ。とてものどかな集落で観光客もほとんどいない。

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阿佐集落を抜けると山道になる。いくつかアップダウンを繰り返し、道の終わりまで行くと、ニノー浜に着いた。

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びっくりするぐらい真っ白な砂浜が見えてくる。

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ニノー浜のビーチ。早速、泳いでみたが遠浅でシュノーケリングには不向きだった。小さい子供とかにはとても良いかも。人も少ないし、のんびりするには最高なビーチ。でも、周りに何もないので、飲み物とか用意して行った方がいい。

古座間味ビーチ

来た道を引き返し、古座間味ビーチへ。

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青い海、白い砂浜にビーチパラソルが映えている。これぞ、ザ・ビーチって感じ。座間味島といえば、古座間味ビーチじゃないかな。風もおだやか。海の家もあり、食事もできる。

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海の中は結構深いが透明度はとても高い。

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海で浮いているだけでも気持ち良い。

阿真ビーチのキャンプ場

一旦、キャンプ場に戻って昼ごはん。

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魚・鶏・貝の3種の缶詰を入れた豪華炊き込みご飯!うまい!

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猫にもおすそ分け。猫は本当に猫舌だった。

 稲崎展望台

食後の運動がてら、島の北側にある稲崎展望台まで坂道を登る。

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最高の眺め。

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座間味島は自転車があれば1日でまわれる。それぞれのビーチに個性があるので、とても楽しめる。

 

阿嘉島サイクリング&シュノーケル

翌朝、フェリーに乗って隣の島、阿嘉島に行ってみる。座間味島からフェリーで15分で着いてしまう。座間味島よりも人は少なく、ちょっと寂しい。ダイバーの宿はたくさんあり、ダイビングの島という雰囲気。

北浜ビーチ

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まずは阿嘉島のメインビーチである北浜ビーチ。北浜と書いてニシバマビーチと読むみらしい。北なのにニシとはややこしい。沖の方に行くと大きな魚もいて、シュノーケリングには最高。奥に座間味島が見える。

慶留間島

阿嘉大橋を渡り、慶留間島へ行ってみる。

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立派な橋が見える。

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橋の上から。海がキレイ過ぎる!

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そのまま進むと慶留間橋があり、橋を渡ると空港がある。そこまで自転車で行ってみたが、とくに何もないので引き返す。

前浜ビーチ

阿嘉島に戻って来て、前浜ビーチの前で、

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鹿に出会う。

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天然記念物のケラマジカ。小型でとてもかわいい鹿。

遠浅の前浜ビーチは、シュノーケリングにはむいてなさそうだったので、スルーして島の西側へ行ってみる。

ヒシズビーチ

阿嘉島の西側を探索。坂道を登って行くと、左側にヒシズビーチへ行く小道がある。それ以上先は土砂崩れで通行禁止になっていて行けなかった。

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坂の上からヒシズビーチが見える。とてもワイルドなビーチ。自転車を坂の途中に置き、小道を通ってヒシズビーチへ。

早速、シュノーケリング

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遠浅なビーチだが、沖の方まで行くとサンゴがあったり大きい魚がいたりで楽しい。沖の方は流れが強かったので、流されないように注意。ライフセーバーがいないので、泳ぎに自信のない人は北浜ビーチで泳いだ方がいい。

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(×ヒズシビーチ → ○ヒシズビーチ)

阿嘉島座間味島に比べて、人が少なくシュノーケリングしている人も少なかった。ダイビングしに来ている人の方が多そうだった。自転車があれば、島内の移動は全く問題ない。ただ、阿嘉島にはキャンプ場がないので、そこは残念かな。

 

沖縄本島

座間味島のキャンプ場で3泊して沖縄本島へ戻った。

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ということで、自転車よりもシュノーケリングの話になってしまったが、座間味島阿嘉島のミニベロキャンプはこれで終わり。本当に最高の島なので、毎年行きたい沖縄の離島だ。

 

終わり。

【沖縄】座間味島ミニベロキャンプ vol.1

【沖縄】座間味島でキャンプ

かなり前になってしまうけど、2018年10月下旬に沖縄の座間味島で3日間ミニベロキャンプをしてきた。

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今回の相棒はDahon Speed Unoというミニベロ。シングルスピードでコースターブレーキのとてもシンプルな折りたたみ自転車だ。島の中を走るだけなのでミニベロで十分。

那覇空港に到着

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羽田から飛行機(スカイマーク)で那覇空港へ。早速、輪行袋からミニベロを出す。折りたたみ式なので、組み立ては楽チン。キャンプ道具が入ったリュックサックを背負って、那覇国際通りに向かう。

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今日の宿はワイズキャビン&ホテル 那覇国際通り。カプセルではなく、キャビンタイプのちょっと良い部屋に泊まる。大浴場もあるのがうれしい。

宿にリュックサックを置いて、夜食を食べに出かける。ミニベロで国際通りを走る。こういう時はミニベロだと気軽に走れていい。

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10分ほどで、ゆいレール安里駅の前にある「なかむら屋」に到着。

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沖縄に来たら必ずと言っていいほど、ここの沖縄そばを食べに来ている。沖縄そばのおともにジューシー(炊き込みご飯のおにぎり)もいただく。とても美味しい!

その後、近くにあったスーパーで米や缶詰などの食料を買い出しして宿に戻る。

座間味島

翌日、良い天気!

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那覇泊港から朝9:00発の「高速船クィーンざまみ3」に乗る。座間味島に行くのは2年ぶり。2年前に初めて座間味島に行った時、キャンプ場で外国人が自転車(ママチャリ)を持って来ていて、いいなあと思った。その後、すぐにDahon Speed Unoを買った。自転車を好きになったきっかけが座間味島なのだ。

 話はそれるが、Dahon Speed Unoを買った後、どんどん自転車にはまり、ミニベロでは物足りなくなり、半年もしないうちに旅用自転車と言われているランドナー(丸石エンペラー)を買い、そして、前のブログで書いたネパールのジョムソン街道に行くためにMTBのKona Unit Xを買った。2年間で3台も自転車を買ってしまった。。。

9:50に座間味島に着く。あっという間。高速船じゃなく普通のフェリーでも2時間で座間味島に着く。那覇から本当に近い。 

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突然の土砂降り。座間味島のフェリー乗り場でしばらく雨宿り。

雨もあがりキャンプ場へ向かうことに。

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阿真ビーチの青少年旅行村キャンプ場に到着。1泊なんと300円。ありがたい。

テントはSix moon Designsのスカイスケープトレッカーを持ってきた。680gの超軽量。

なぜ、このテントを持って来たかと言うと、前回、同じ時期に座間味島でキャンプした時に、登山用のテント(アライテントのトレックライズ)を持って来たんだけど、夜暑くて、なかなか眠れなかった。なので、今回は風通しの良いスカイスケープトレッカーを持って来た。両面を開ければ、丸見えだけど風通しは抜群!

昼ごはんは自炊

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今回は朝は食べない、昼は自炊、夜は外食と決めた。で、早速、昼の自炊。

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米と缶詰を入れて炊く。以上。ベリーシンプル。結構べちゃべちゃで失敗ぎみ。。。

阿真ビーチでシュノーケリング

 キャンプ場の目の前の阿真ビーチでシュノーケリング。自転車と同じくシュノーケリングも大好き。

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泳ぐのも気持ち良い。

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海がきれい。

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亀もいる。

海から上がり、

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夜は港のある座間味集落へ行き、目当てにしていた食堂に行くもローシーズンのせいでで、ランチのみ営業で夜はやっていなかった。(2年前はやっていたんだけど)

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適当に入った店で、ソーメンチャンプルを食べた。微妙だった。

 

vol.2へ続く。

 

【ネパール】アンナプルナ・ジョムソン街道 vol.8

DAY9 ポカラでポダリング

ジョムソン街道からポカラに戻って来た。予定より早く帰って来てしまったので、数日間はのんびりポカラで過ごすことにした。

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自転車を掃除して、汚れた服やバックを洗濯した。

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ちょっとサイクリングへ出かける。フェワ湖沿いをのんびりと走る。ポカラにディズニーランドがあった。

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フェワ湖の奥地へ行くと山がありハードなダートがあって、行きも帰りも打ちのめされたので、リベンジしようかなあと少し思ったけど、また自転車が汚れてしまうのでほどほどで引き返した。

カレーに飽きた・・・

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カレーに飽きたので、チベット料理を食べに行った。チベタンミニマーケットの奥にあるレストラン、チベタン・ペマへ。

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良い感じの食堂。

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まずはモモ。

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そして、平べったい麺のタントゥクを食べた。これが美味しくて翌日も食べに行った。

DAY10 サランコットの丘へ

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昨日はのんびりしたので、今日はサランコットの丘を登る事にした。ポカラから大通りを走り、途中小道に入り坂道を登って行く。ジョムソン街道と比べれば荷物もないし楽なはずだが、サランコットの“丘”とは言え、山頂の標高は約2000mもある。全然、丘じゃない。。。疲れる。

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ポカラの町とフェワ湖が見える。パラグライダーたちが飛んでいる。

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パラグライダー流行ってる。あんなに密集して飛んでいるから、いつか絡まりそうで怖い。

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自転車を看板にくくりつけて、展望台に登る。

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展望台からの景色。残念ながら、雲でヒマラヤ山脈が全く見えない。朝早くか夕方に来るとヒマラヤ山脈がキレイに見えるらしい。

夕方、宿の屋上からマチャプチャレが見えた。

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宿のみんながマチャプチャレを見に屋上へやって来た。宿泊客の女性が「あの山まで自転車で行ったの?」と聞いてきた。「あの山のもっと奥まで行ったよ」と答えた。女性は「ふーん」みたいな反応やった。

あの一際尖った山の奥まで行ってきたんだなあと、しみじみと物思いにふけて、この旅を終えた。

 

【ネパール】アンナプルナ・ジョムソン街道編 完。

 

【ネパール】アンナプルナ・ジョムソン街道 vol.7

DAY 6 下山

今日は最も楽しい日になるはずだ。なぜなら、ジョムソン街道をひたすら下るから。苦労して登って来た道を一気に下る。贅沢だ!

今日はカグベニから約60kmのタトパニまで下る。

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朝7時に出発。すごい良い天気!天気には本当に恵まれている。景色を存分に楽しみながら走る。

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午後になるとカリ・ガンダキ川沿いは、下流から上流にむかって強烈な風が吹くので、その前に河川敷エリアを抜けたいが名残惜しい。

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あっという間に、河川敷エリアの終わりが見えて来る。もっと走りたい!と思ったが、やはり、風が強くなってきた。

河川敷エリアが終わると山道だ。早速、崖崩れ。

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崖崩れは行きで何度も遭遇しているので慣れっ子(しかも本日2回目の崖崩れ)

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ここは、行きで崖崩れがあった場所。この辺はしょっちゅう崖崩れがあるんだろうな。危険なので素早く通り抜ける。

DAY 2で泊めてもらった売店が見えて来る。

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やっぱりホテルには見えない。売店で少し休憩し、おばちゃんに挨拶して先に進む。

タトパニで温泉

ガンガン下って、あっという間にタトパニに到着。やっぱ下りは早い。早すぎる。でも、これ以上は先に進まず、タトパニに宿泊することに。

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タトパニとはネパール語でタト【熱い】パニ【水】らしい。つまり、温泉という意味らしい。早速、行きで入れなかった温泉に入る。

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子供のプールみたいな感じのお風呂だが、お湯は熱くて本格的な温泉だった。とても気持ち良かった。疲れた体が癒された。

DAY 7 下界へ

タトパニに泊まり、翌日は、ベニを通りクスマまで行く。距離も短いし下りなので、のんびり出発。

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 どんどん車が増えて来る。。。

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毎度の崖崩れ。

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痩せたヤギたち。

今日もガンガン下って、お昼前のベニに到着。少し早いがお昼ご飯にする。ベニはこの辺ではかなり大きな町なので、食べるところがイロイロあるが、

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結局、いつものダルバートを食べる。たくさん食べたい時は、これ一択。おかわりできるしね。ベニまで来ると値段が一気に安くなる。下界料金。ありがたい。

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ベニを出て、クスマを目指す。気温が高くなり暑い。あと砂埃がひどい。

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また崖崩れ。結構大規模。

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交通量が増えて来たので、大渋滞している。

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しばらくして、通行人やバイクは先に通してくれる。我先へと急ぐ。なんかレースのスタートみたい。

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見るからに崩れそうな山肌。

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汚れた足。クスマに到着。

クスマの食堂で夕食。

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モモ入りトゥクパ。量少な。腹一杯にならなかったので、この旅初めてのスイーツに挑戦。

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全然、美味しくない。。。油ギトギト。砂糖菓子みたいな。なんなんだろうか?

DAY 8 ゴール ポカラへ

朝6時、クスマのホテルをチェックアウト。宿泊代のお釣りがなくて、ホテルの従業員の男の子が駆けずり回っている。バイクパッキングしながら30分ほど待っていると、ようやくお釣りを持って来る。ポカラへは、峠を一つ越えないといけないので気合いを入れて出発する。

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天気悪い。

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この旅、初めての雨が降ってくる。雨具を出して雨対策したら、雨がすぐにやんだ。

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通りがかりの軽食屋で朝食を食べる。奥にいる小さい子がずっと、僕の自転車を蹴っている。

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やっぱりカレー。食後、昨日のリベンジでスイーツを。

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やっぱり油ギドギドで美味しくない。でも、食堂のマスターがとても親切な人だったので、ほっこりした気分になった。

峠にやって来る。登り坂が約10km続く。

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やっぱり登りはキツイ。休憩しながらのんびり登る。

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峠を登り終え、今度はポカラに向かって下る。適当な道を選んだせいで、沼地みたいなドロドロの道を通り、ガレガレの急斜面を下った。最後の最後で一番ハードな道だった。

ポカラ到着! 

ポカラの定宿、ホテルマウンテンビューに到着。お気に入りの一番奥の部屋を用意しておいてくれた。部屋の前に庭があるので、自転車をいじるのにちょうどいいのだ。

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到着してすぐに雨が降ってくる。ちょうど良いので、雨でドロを落とす。

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次第に雨が激しくなり、雷が鳴り響き、大粒のヒョウが降ってきた。。。

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カグベニからポカラまでは、ほとんど下りだったので、やっぱり楽だった。距離は約160km。無理せずとも2日で着くが、タトパニで温泉に入ったして、のんびりとポカラに戻って来た。

これで、アンナプルナ・ジョムソン街道の旅は終わりだ。とても楽しかった!初めての海外輪行だったが、大きなトラブルもなく無事に終えることができた。あとは、ポカラに数日滞在して、日本へ帰るだけだ。

 

vol.8へ続く。 

【ネパール】アンナプルナ・ジョムソン街道 vol.6

Day 5 聖地ムクティナートへ

朝5時に起きる。気圧のせいで顔と指が少しむくんでいたが体調は悪くない。今日は今回の旅の目的地である聖地ムクティナートまで行って、カグベニに戻って来る予定だ。今いるカグベニの標高が2807mで、ムクティナートは3798m。約1000mの登りになる。距離は17kmちょっとしかないし、荷物はカグベニの宿に置いて行くので厳しくはないと思うが、富士山の頂上よりも高い場所まで行くのだから、気合いを入れて6時に出発した。

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朝日がヒマラヤの山を照らしている。雲一つない良い天気だ。よし!山道を登って行くぞ!と思ったら・・・

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ものすごくキレイな舗装路、何でだ?!(カグベニからムクティナートまでキレイな舗装路が続いていた)ガレたキツイ登り坂を想像していたので、ちょっと拍子抜けしたが、ありがたく舗装路を走る。

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良い天気で素晴らしい景色!

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標高が高くなってきたせいか、すぐに息が上がり苦しくなる。高山病が怖いので、無理をせずにのんびり自転車を押しながら進む。

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上の方はまだ雪が残っている。

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写真を撮りながらゆっくりと進む。息の上がり方がやはり平地とは違う。息苦しいが景色のせいか清々しい気分。

ジャルコットで朝食

ムクティナートの手前の村、ジャルコットが見えて来る。

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舗装路のおかげで、ここまで思っていたよりもかなり早く着いてしまった。なので、ジャルコットで朝食を食べる事にした。

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パン屋みたいなカフェで朝食。

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おすすめのアップルパイとミルクティ。日本のアップルパイと比べて、全然甘くない。個人的には微妙だった。

聖地ムクティナート

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朝食を食べて出発。ヒマラヤの山がだいぶ近くに見えて来た。

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で、ムクティナートにあっさり到着。ジャルコットからはすぐだった。

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ムクティナートの入り口。ジープやバスはここまで。ここから先は馬で寺院まで上がれるらしい。ジョンソン街道にジープロードができて、車で来れるようになったのもムクティナートへの巡礼する人が多いからだろう。年配の方も多くやって来ている。とりあえず、自分も寺院まで行くことにした。

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まだ昼前だけど、寺院に行く前に昼ごはんに。朝食が少なかったせいもあるが、正直に言うと、寺院に行ったら、もう他にやることがないのだ。

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レストランでトゥクパを食べる。うどんに似ている麺料理。毎日、カレー(ダルバート)ばかり食べていたので、とても美味しかった!ネパールはカレー以外にもチベット料理もあるので、カレーに飽きた時はとても助かる。でも、値段がめちゃ高かった。これだけ標高の高い場所だから物価が高いのは仕方がないんだけど。。。

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トゥクパを食べて寺院にむかう。アンナプルナサーキットの難所トロン・パス(5416m)を越えて来たであろうレッカー達とすれ違う。自転車を担いでトロン・パスを越える人もいるみたい。すごすぎる。

 

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寺院の入り口。寺院までの階段にサドゥーたちがいっぱいいた。ノリの良い音楽をかけたりしていて、なんかPOPな感じだった。

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ヒマラヤの山々を見つめている仏像。

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標高3798m。ここを今回の旅の最終目的地にした。富士山は登ったことがあるので、ここが人生で登って来た一番高い場所になった。

カグベニまでの下りは一瞬

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ムクティナートからカグベニまでの帰り道は舗装路で下り。ゆっくり楽しみたかったが、あっという間にカグベニに着いてしまった。谷の上の道なので高度感もあり、さらに舗装路なのでスピードが出すぎてしまって怖かった。

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今日は1000mの登りだったので、気合いを入れて朝6時に出発したが、道は舗装されていて、とてもスムーズにムクティナートまで行けた。上の方に行くと、まだ雪が残っていてちょっと違う雰囲気だった。もっと奥へも行ってみたい気分になった。もっとトレーニングしないとダメだけど。とりあえず、今回の旅の最終目的地までは来れた。あとはのんびり帰るだけだ。

 

vol.7へ続く。

 

【ネパール】アンナプルナ・ジョムソン街道 vol.5

DAY 4 桃源郷カグベニへ

今日の目的地は桃源郷と呼ばれているカグベニという村だ。マルファからは約17kmとかなり近い。ここまで、予定より早いペースで来てしまったので、今朝はゆっくりと過ごすことにした。

ダラダラと村内を散歩してから、宿で朝ごはん(薄いパンケーキ)を食べて、9時過ぎに出発の準備を始めた。

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 自転車(KONA UNIT X)は、イイ感じに汚れてきた。ここまで、27.5×2.8の太めのタイヤのおかげで荒地でも問題なく走れている。チェーンだけ軽く掃除してオイルをさして出発。

まずはジョムソンへ

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今日はまったく急ぐ必要がない。のんびりと景色を楽しみながら進む。それにしたも雄大で素晴らしい景色だ。

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楽しい道。こういう道が好きだ。

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ジョムソンの近くで小型飛行機が飛んで来るのが見えた。ジョムソンには空港があるからだろう。飛行機でジョムソンまで来て、MTBをレンタルしてジョムソン街道を下るのが結構流行っているみたいだった。数人、MTB乗りとすれ違ったがみんなレンタルMTBっぽかった。荷物は下まで運んでくれるらしく、軽装で颯爽に下って行った。時間がない人や純粋に下りだけを楽しみたい人には良いと思う。

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こんな感じで下からMTBをピックアップしていた。ポカラにあったレンタルMTBは、街乗りって感じだったけど、ここら辺のは、結構良さそうなMTBだった。

そんなこんなで、あっという間にジョムソンに到着。

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急ぐこともないので、バス乗り場前のお店で休憩することにした。バス乗り場には、ムクティナート行きのジープが客を待っていた。多分、満員にならないと出発しないスタイル。ジープに乗って行けとしつこく言われたが、断った。

ジョムソン街道を旅しているネパール人のほとんどが、ムクティナートへ参拝へ行く人達だ。みな、聖地ムクティナートを目指して、ひどい悪路をバスやジープ、あるいはバイクで走っていた。

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朝ごはんを食べたけど、折角なのでまた食べる。小さいのがおなじみのサモサ。大きいのは、名前はわからない。中に羊肉がたっぷり入っているミートパイみたい感じのやつ。肉汁が溢れるほど羊肉たっぷりでワイルドな味だけど、ピリ辛のペーストをつけて食べるとめちゃくちゃ美味しい!食べる前に温めなおしてくれるので、アツアツで食べれるのもグッド!

こちらが英語で注文しても、店のおばさんがボソボソと日本語で答えてくるのがクールだった。最初、日本語だと気がつかなかった。

2回目の朝ごはんを食べて出発。

憧れの荒涼とした大地

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このままカリ・ガンダキ川沿いを走っていれば、カグベニに到着する。ただ、カリ・ガンダキ川沿いを走れるのはカグベニまでだ。それ以降は旧ムスタン王国(アッパームスタン)で入域許可証(10日まで500USドル)と指定のガイドなどがいないと通れない。地元の人の話では、アッパームスタンはすごく良いと所だと言っていたので、機会があったら行ってみたい!

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牛が勝手に働いていた。人が誰もいないのに草を運んでいた。

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河川敷の真ん中で昼寝している人がいた。あんなところで昼寝するなんて、最高に気持ち良いだろうな。

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どっちに行けば良いかわからなかった道。前を走っていたジープは上には登らずにまわり込むように下へ行ったが、自分は上へ。

自転車は上で正解だった。下から行くと結構深めの川を越えないといけなかった。

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折角なので記念撮影。

桃源郷カグベニ  

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カグベニの集落の前には畑があって、とてもキレイ。

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カグベニ到着。

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チベット寺院。

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やたらと動物たちが歩いている。

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 よく会う羊。なんかオーラがあった。

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マルファからカグベニは自転車だと、すぐに着いてしまう。だけど、写真を撮ったり、景色を楽しんだり、のんびりと荒涼とした大地を走るのは最高だった。ただ午後から風が強くなり、とても寒くなった。

明日はいよいよ、今回の旅の目的地である聖地ムクティナートへむかう。

vol.6へ続く。