DAY 4 桃源郷カグベニへ
今日の目的地は桃源郷と呼ばれているカグベニという村だ。マルファからは約17kmとかなり近い。ここまで、予定より早いペースで来てしまったので、今朝はゆっくりと過ごすことにした。
ダラダラと村内を散歩してから、宿で朝ごはん(薄いパンケーキ)を食べて、9時過ぎに出発の準備を始めた。
自転車(KONA UNIT X)は、イイ感じに汚れてきた。ここまで、27.5×2.8の太めのタイヤのおかげで荒地でも問題なく走れている。チェーンだけ軽く掃除してオイルをさして出発。
まずはジョムソンへ
今日はまったく急ぐ必要がない。のんびりと景色を楽しみながら進む。それにしたも雄大で素晴らしい景色だ。
楽しい道。こういう道が好きだ。
ジョムソンの近くで小型飛行機が飛んで来るのが見えた。ジョムソンには空港があるからだろう。飛行機でジョムソンまで来て、MTBをレンタルしてジョムソン街道を下るのが結構流行っているみたいだった。数人、MTB乗りとすれ違ったがみんなレンタルMTBっぽかった。荷物は下まで運んでくれるらしく、軽装で颯爽に下って行った。時間がない人や純粋に下りだけを楽しみたい人には良いと思う。
こんな感じで下からMTBをピックアップしていた。ポカラにあったレンタルMTBは、街乗りって感じだったけど、ここら辺のは、結構良さそうなMTBだった。
そんなこんなで、あっという間にジョムソンに到着。
急ぐこともないので、バス乗り場前のお店で休憩することにした。バス乗り場には、ムクティナート行きのジープが客を待っていた。多分、満員にならないと出発しないスタイル。ジープに乗って行けとしつこく言われたが、断った。
ジョムソン街道を旅しているネパール人のほとんどが、ムクティナートへ参拝へ行く人達だ。みな、聖地ムクティナートを目指して、ひどい悪路をバスやジープ、あるいはバイクで走っていた。
朝ごはんを食べたけど、折角なのでまた食べる。小さいのがおなじみのサモサ。大きいのは、名前はわからない。中に羊肉がたっぷり入っているミートパイみたい感じのやつ。肉汁が溢れるほど羊肉たっぷりでワイルドな味だけど、ピリ辛のペーストをつけて食べるとめちゃくちゃ美味しい!食べる前に温めなおしてくれるので、アツアツで食べれるのもグッド!
こちらが英語で注文しても、店のおばさんがボソボソと日本語で答えてくるのがクールだった。最初、日本語だと気がつかなかった。
2回目の朝ごはんを食べて出発。
憧れの荒涼とした大地
このままカリ・ガンダキ川沿いを走っていれば、カグベニに到着する。ただ、カリ・ガンダキ川沿いを走れるのはカグベニまでだ。それ以降は旧ムスタン王国(アッパームスタン)で入域許可証(10日まで500USドル)と指定のガイドなどがいないと通れない。地元の人の話では、アッパームスタンはすごく良いと所だと言っていたので、機会があったら行ってみたい!
牛が勝手に働いていた。人が誰もいないのに草を運んでいた。
河川敷の真ん中で昼寝している人がいた。あんなところで昼寝するなんて、最高に気持ち良いだろうな。
どっちに行けば良いかわからなかった道。前を走っていたジープは上には登らずにまわり込むように下へ行ったが、自分は上へ。
自転車は上で正解だった。下から行くと結構深めの川を越えないといけなかった。
折角なので記念撮影。
桃源郷カグベニ
カグベニの集落の前には畑があって、とてもキレイ。
カグベニ到着。
チベット寺院。
やたらと動物たちが歩いている。
よく会う羊。なんかオーラがあった。
マルファからカグベニは自転車だと、すぐに着いてしまう。だけど、写真を撮ったり、景色を楽しんだり、のんびりと荒涼とした大地を走るのは最高だった。ただ午後から風が強くなり、とても寒くなった。
明日はいよいよ、今回の旅の目的地である聖地ムクティナートへむかう。
vol.6へ続く。